非エンジニアでもできる!Claude Codeを広告運用に組み込む具体的な手順と実践フロー
非エンジニアでもできる!Claude Codeを広告運用に組み込む具体的な手順と実践フロー
「AIのコードツールは難しそう」「エンジニアじゃない自分には関係ない」と感じていませんか?
実は、Claude Codeは非エンジニアの広告運用担当者でも十分に使いこなせるツールです。
この記事では、動画で解説されていた内容をベースに、広告運用の現場でClaude Codeをどう組み込めばいいのかを、具体的な手順と実例ベースで整理しました。
Google広告、Facebook広告、Yahoo!広告など、日々の運用業務を少しでも効率化したい方に向けて、「どこから何を始めればいいか」まで落とし込んで解説します。
1. Claude Codeを広告運用に活かすと何が変わるのか
1-1. 従来の広告運用のボトルネック
広告運用の現場では、次のような「細かいけれど時間を奪う」作業が数多く発生します。
- 毎日のレポート用にスプレッドシートを整形する
- 媒体からCSVをダウンロードして、
・不要な列を削除
・キャンペーンごとに集計
・CTRやCVRを計算
・前日比や前週比を算出 - 成果が悪いキーワードや広告の洗い出し
- ABテスト結果の集計とコメント作成
これらは「考える仕事」よりも「整形する仕事」になりがちで、
運用者の時間を大きく奪ってしまいます。
1-2. Claude Codeを使うと何が自動化できるか
Claude Codeは、自然言語で指示を出すと、コードを書いて実行し、データ整形や集計、簡易分析まで自動でやってくれるAIツールです。
特に広告運用では、次のような作業との相性が抜群です。
- 媒体レポートCSVの読み込みと、自動整形・集計
- キャンペーン / 広告グループ / キーワード単位の指標集計
- 「悪化している配信」の自動抽出
- 日別・週別のトレンドグラフ作成
- ABテスト結果の集計と勝ちパターンの判定
重要なのは、非エンジニアでも「やりたいこと」を日本語で説明すれば、Claude Code側がコードを補ってくれる点です。
そのため、「プログラミングはわからないけれど、Excelやスプレッドシートを日常的に触っている」レベルであれば十分に活用できます。
2. 事前準備:Claude Codeを広告運用で使うための環境づくり
2-1. Claude Codeで最低限おさえるポイント
この記事では詳細なアカウント作成方法は省きますが、以下のポイントだけ押さえておけば問題ありません。
- Claudeのアカウントを作成
メールアドレスで登録し、ブラウザからログインします。 - 「Code」機能にアクセス
通常チャットとは別に、コード実行用の環境(Claude Code)が用意されています。
画面上で「Code」もしくは「Artifacts」「Code Interpreter」的な表記があればそれが対象です。 - ファイルをアップロードできるか確認
広告媒体からダウンロードしたCSV / Excelをそのままアップロードし、Claude Codeに読ませられるか確認します。
2-2. 広告運用でよく使うデータファイルを整理する
Claude Codeに渡すファイルの整理ルールを決めておくと、毎日の運用が非常に楽になります。
- 媒体ごとにフォルダを分ける
例)GoogleAds/、MetaAds/、YahooAds/ - 日付と媒体名をファイル名に含める
例)2024-08-01_GoogleAds_Search.csv - レポートの粒度を統一する
毎日「キャンペーン単位」や「広告グループ単位」など、
同じ単位で出力するように設定しておくと、後の自動処理が安定します。
3. 非エンジニアでもできるClaude Codeの基本的な使い方
3-1. 「日本語でやりたいことを説明する」から始める
Claude Codeを使うときに重要なのは、いきなりコードを書こうとしないことです。
まずは、普段自分がスプレッドシートやExcelでやっている操作を、日本語で丁寧に説明してみてください。
例として、Google広告のキャンペーン別レポートCSVをアップロードしたとします。
その上で、Claude Codeには次のように指示します。
このCSVはGoogle広告のキャンペーン別レポートです。
列には「日付」「キャンペーン名」「インプレッション」「クリック」「費用」「コンバージョン」が含まれています。
やりたいことは次の3つです。
1. キャンペーンごとに「合計インプレッション」「合計クリック」「合計費用」「合計コンバージョン」を集計する
2. 「CTR」「CPC」「CVR」「CPA」をそれぞれ計算して列として追加する
3. クリック数10以上かつCPAが5,000円を超えているキャンペーンを一覧で出力する
Pythonかスプレッドシート関数のどちらか、やりやすい方でコードを書いて実行してください。
集計結果は表形式でも表示し、最終的にCSVとしてダウンロードできるようにしてください。
このように指示すると、Claude Code側が自動でコードを書き、アップロードしたファイルに対して処理を実行してくれます。
非エンジニアでも、「何をどうしたいか」を日本語で説明さえできればOKです。
3-2. 出力結果を確認しながら修正依頼を出す
最初の指示だけで完璧な出力が得られるとは限りません。
しかし、Claude Codeの強みは、出力を見ながら会話ベースで微調整ができる点です。
例えば、
- 「CPAではなくROASも計算してほしい」
- 「キャンペーン名に含まれる『_SP』『_WEB』ごとにセグメントを分けたい」
- 「前日比の増減率も列として追加してほしい」
といった要望が出てきたら、再度日本語で指示を出すだけで、コードを自動修正して対応してくれます。
4. 広告運用にClaude Codeを組み込む具体的なステップ
4-1. ステップ1:毎日の定型レポート整形を自動化する
まず最初に取り組みやすいのが、「毎日必ずやるレポート整形」の自動化です。
- 媒体レポートをCSVでダウンロード
例)Google広告の「キャンペーン」レポートを日次でエクスポート。 - Claude CodeにCSVをアップロード
- 日本語で「いつも自分がやっている作業」を細かく書く
・不要な列を削除する
・指標を集計する
・新しい指標(CTR、CVR、CPA、ROASなど)を計算する
・命名ルール(例:キャンペーン名に「_GDN」が含まれる行だけ抽出)を指定する - 整形済みファイルをCSVとしてダウンロード
そのままスプレッドシートにインポートしたり、社内レポートに貼り付けたりできます。
一度「自分用のテンプレプロンプト」を作っておけば、毎日同じ指示をコピペするだけで定型作業が完了します。
4-2. ステップ2:成果悪化のアラート抽出を自動化する
次のステップとしておすすめなのが、「どこが悪化しているかの発見」をClaude Codeに手伝ってもらうことです。
例えば、「前日」「前週同曜日」との比較を自動化したい場合、次のような依頼をします。
2つのCSVをアップロードしました。
1つ目:昨日1日分のキャンペーン別レポート
2つ目:1週間前の同じ曜日のキャンペーン別レポート
両方とも「キャンペーン名」「インプレッション」「クリック」「費用」「コンバージョン」が含まれています。
やりたいこと:
1. キャンペーン名をキーにして2つのCSVを突き合わせる
2. 「クリック」「コンバージョン」「CPA」について、前週同曜日比の増減率を計算する
3. 以下の条件を満たすキャンペーンだけを一覧表示する
- コンバージョン数が減っている
- CPAが20%以上悪化している
4. その一覧を、悪化度合いが大きい順に並べて表で表示
分析のコメントも、日本語で3〜5行程度まとめてください。
こうした「変化の検知」を自動化すると、運用者は「どこを見るべきか」に集中できるようになります。
4-3. ステップ3:ABテストの集計とコメント作成
広告文やバナーのABテストを行っている場合、その結果集計もClaude Codeに任せられます。
例として、同じ広告グループ内で「広告A」「広告B」をテストしているケースを考えます。
このCSVには、同じ広告グループ内の複数広告の実績が含まれています。
列:「広告グループ名」「広告名」「インプレッション」「クリック」「費用」「コンバージョン」
やりたいこと:
1. 広告グループごとに広告をグループ化する
2. 各広告のCTR、CVR、CPA、ROASを計算する
3. 広告グループごとに「勝ち広告」を判定する
- クリック数が一定以上(例:30クリック以上)
- CVRまたはCPAが優れている方を勝ちとする
4. 勝ち広告と負け広告を一覧で表にまとめる
5. 運用担当者向けに、「どのようなクリエイティブ傾向が勝っているか」を日本語で要約してください。
このように依頼すると、単なる表集計だけでなく、コメント生成まで含めて自動化でき、レポート作成の工数を大きく削減できます。
5. 非エンジニアがつまずきやすいポイントと回避策
5-1. 「列名が違う」「文字コードが合わない」問題
広告媒体から出力したCSVは、
- 列名が日本語だったり英語だったりバラバラ
- 日付形式が媒体によって違う
- 文字コードの都合で文字化けする
といった問題が起こりがちです。
Claude Codeに渡す前に、次の点だけ意識しておくと安定します。
- 可能であれば、媒体の設定で「英語列名」にして出力する
- 日付形式は「YYYY-MM-DD」に揃える
- 文字化けした場合は、「UTF-8形式で再保存してからアップロードしてください」とClaudeに相談する
非エンジニアでも、トラブルが起きたらそのままClaudeに状況を説明して相談することで、多くの場合は解決できます。
5-2. 「正しい計算式か不安」への向き合い方
AIが自動で作った計算式が本当に合っているか、不安に感じる方も多いはずです。
その場合は、次のように確認を依頼しましょう。
あなたが作成した計算式が正しいかどうか、次の条件で検証してください。
1. CTR, CVR, CPA, ROAS それぞれの定義を日本語で説明する
2. 具体的な数値例(インプレッション1000、クリック50、費用10,000円、コンバージョン5など)を設定して
手計算した結果と、コードから出力される結果が一致するか確認する
3. 問題があればコードを修正し、修正内容を日本語で解説する
このように「検証も含めてAIにやらせる」ことで、非エンジニアでも安心してClaude Codeを業務に組み込めます。
6. Claude Codeを広告運用に定着させるためのコツ
6-1. よく使うプロンプトを「テンプレ化」する
毎回ゼロから指示を書くのではなく、よく使うパターンはテンプレート化しておくと便利です。
例:日次レポート整形テンプレ
【目的】
Google広告のキャンペーン別日次レポートを、運用レポート用に整形する。
【前提】
- 列には「日付」「キャンペーン名」「インプレッション」「クリック」「費用」「コンバージョン」が含まれている
【やってほしいこと】
1. キャンペーンごとに全期間を集計する
2. CTR、CVR、CPA、ROASを計算して列を追加
3. クリック10未満のキャンペーンは除外
4. CPAが5,000円を超えている行を色付きで分かるようにして表示
5. 最終的な表をCSVでダウンロードできるようにする
この内容でPythonコードを作成・実行してください。
このようなテンプレを3〜5個持っておくだけで、Claude Codeが「運用チームの一員」のように働いてくれるようになります。
6-2. チーム内での共有と標準化
個人でClaude Codeを使いこなせるようになったら、チーム内での共有と標準化も検討しましょう。
- 「この媒体ではこのテンプレを使う」と共通ルールを作る
- 新人教育のマニュアルに「Claude Codeの使い方」を組み込む
- 週次の定例で、「Claudeで自動化できた業務」を共有する
こうした取り組みにより、属人化していた運用ノウハウが「再現可能なプロンプト」として資産化されていきます。
7. まとめ:非エンジニアでも、Claude Codeは広告運用の強力な武器になる
この記事で解説したポイントを振り返ります。
- Claude Codeは、非エンジニアでも「日本語でやりたいことを説明できれば」使える
- 最初の活用ポイントは、日次レポートの整形や指標計算の自動化
- 次のステップとして、成果悪化の検知やABテストの集計・コメント作成まで任せられる
- つまずいたら、状況をそのままClaudeに説明して、トラブルシューティングも含めてAIにお願いする
- テンプレプロンプトを作り、チームで共有することで、運用の標準化と再現性向上につながる
広告運用の仕事は、まだまだ「人間にしかできない判断」が多く残っています。
だからこそ、データ整形や集計といった機械的な部分は、Claude Codeに任せてしまうのがおすすめです。
最初の一歩としては、いつも使っている媒体レポートCSVを1つアップロードし、この記事で紹介したテンプレに近い指示を出してみるところから始めてみてください。
「思った以上に簡単にできる」「これなら続けられそう」と感じられるはずです。
動画では、実際の画面操作や具体的なプロンプト例も紹介されています。
より実践的なイメージを掴みたい方は、ぜひこちらも合わせてご覧ください。