Claude Code
2026.05.23

Claude CodeをVS Codeと組み合わせて使うには?CLIと連携させる効率的な環境構築

Claude CodeをVS Codeと組み合わせて使うには?CLI連携で実現する効率的な開発環境構築ガイド

Claude CodeをVS Codeと組み合わせて使うには?CLI連携で実現する効率的な環境構築

Anthropicの「Claude」は、自然な日本語と高い推論能力を備えたAIアシスタントとして注目を集めています。そのClaudeを開発ワークフローに組み込むための専用ツールが「Claude Code」です。本記事では、Claude CodeをVS Code(Visual Studio Code)と組み合わせて活用し、CLI(コマンドラインインターフェース)とも連携させることで、効率的な開発環境を構築する手順と実践的な使い方を解説します。

特に以下のような方を想定しています。

  • Claude Codeをローカル開発環境でフル活用したい
  • VS Code上でAIにコードレビューやリファクタリングを手伝ってほしい
  • ターミナルからもClaudeに質問したり、スクリプトで自動化したい
  • CLIとVS Code拡張を連携させて、一貫したプロジェクト運用をしたい

1. Claude Codeとは何か?VS Codeで使うメリット

1-1. Claude Codeの概要

Claude Codeは、AnthropicのClaudeモデルをコード開発向けに最適化して利用するためのツール群・ワークフローの総称です。多くの場合、以下の要素を組み合わせて利用します。

  • Claude API(もしくはClaudeを利用できるプラットフォーム)
  • エディタ連携(VS Code拡張など)
  • CLIツール(ターミナルで実行するコマンド)

VS CodeとCLIをうまく連携させることで、エディタとターミナルのどちらからでも同じプロジェクトコンテキストでClaudeを呼び出せるようになり、日々の開発効率が大きく向上します。

1-2. VS Codeと組み合わせる主なメリット

  • コード理解が速い:プロジェクト全体を読み込んだ上で、バグの原因や設計上の問題点を指摘してもらえる
  • 自然な日本語での相談:要件や仕様を日本語で説明し、その場でコードに落としてもらうことができる
  • ファイル間の関係も把握:VS Codeのワークスペースをベースに、関連ファイルをまとめて解析させられる
  • 作業の一貫性:エディタとCLIの両方から同じAPIキーや設定を使えるため、ログや履歴も管理しやすい

2. 前提準備:Claude Codeを使うための環境チェック

2-1. 必要なもの

  • VS Code(最新バージョン推奨)
  • ターミナル環境(macOS / Linux / Windows PowerShell など)
  • Node.js または任意のスクリプト環境(CLIツールによっては不要)
  • Claude APIキー、またはClaudeを呼び出せるサービスのトークン

CLI連携を想定する場合、環境変数にAPIキーを設定できる権限も必要です。

2-2. APIキー(トークン)の準備

Claude CodeをVS CodeやCLIから利用するには、通常以下の手順でトークンを準備します。

  1. Anthropicのアカウントを作成・ログイン
  2. ダッシュボードからAPIキーを発行
  3. 発行したキーを、ローカル環境に安全に保存(環境変数や秘密情報管理ツール)

APIキーは必ずGitリポジトリに含めないように注意してください。後述の環境変数設定で安全に扱う方法を説明します。


3. VS Code側の設定:Claude Code連携の基本

3-1. 拡張機能の導入

VS CodeでClaude Codeを活用する場合、多くは以下のような拡張機能を利用します。

  • Claude専用のVS Code拡張
  • 汎用的なAIコーディング拡張(APIキーとしてClaudeを設定可能なもの)

インストール手順の一例は次の通りです。

  1. VS Code左側の「拡張機能」タブを開く
  2. 検索バーに「Claude」あるいは利用したいAI拡張の名前を入力
  3. 対象拡張を選択し「インストール」ボタンをクリック
  4. インストール後、再読み込みあるいはVS Codeを再起動

拡張機能によっては、サイドバーに専用アイコンが追加されたり、右クリックメニューに「Claudeに質問」などの項目が表示されるようになります。

3-2. APIキーの設定

拡張機能の導入後、次にAPIキーを設定します。典型的な方法は以下です。

  • VS Codeの「設定」画面から拡張機能の設定を開く
  • 「API Key」や「Anthropic Key」などの設定項目にキーを入力
  • あるいは、OSの環境変数からキーを読み込む設定にする

CLIとの連携を考える場合は、VS Codeに直接キーを書くのではなく、環境変数を共通化する方法がおすすめです。次章で詳しく説明します。


4. CLIとの連携を見据えた環境変数の設計

4-1. なぜCLIと共通の環境変数が重要なのか

VS CodeとCLIが別々の場所にAPIキーを持っていると、次のような問題が発生しがちです。

  • キーを変更した際に、片方の設定を更新し忘れる
  • 複数プロジェクトで異なるキーを使うときに管理が煩雑になる
  • セキュリティ上のリスク(VS Code設定ファイルをそのまま共有してしまうなど)

そのため、OSの環境変数でAPIキーを定義し、VS Code拡張とCLIツールのどちらからも参照する構成が理想的です。

4-2. 環境変数の設定例

例として、環境変数 ANTHROPIC_API_KEY を使う場合の設定方法を示します。

macOS / Linux(bash / zsh)の場合

export ANTHROPIC_API_KEY="xxxxxxxxxxxxxxxx"

上記を ~/.bashrc~/.zshrc に追記し、ターミナルを再起動するか source ~/.zshrc などで反映します。

Windows(PowerShell)の場合

[System.Environment]::SetEnvironmentVariable(
  "ANTHROPIC_API_KEY", 
  "xxxxxxxxxxxxxxxx", 
  "User"
)

その後、VS Codeを再起動すれば、拡張機能側が環境変数を自動で読み取る設定になっている場合、追加の設定なしで利用できるようになります。


5. Claude Code用CLIツールの導入と基本操作

5-1. CLIツールの導入方針

Claude CodeをCLIから利用する手段はいくつかあります。

  • 公式・非公式の「claude」コマンドラインツール
  • 自作のスクリプト(Node.js, Python, Shellなど)でAPIを叩く
  • Makefileやnpm scriptsからClaude用スクリプトを呼び出す

ここでは「1コマンドでClaudeに質問できるCLI」を前提に、一般的な使い方の流れを説明します。

5-2. プロジェクトルートでの利用

CLIツールは、なるべくプロジェクトのルートディレクトリで実行するようにします。こうすることで、次のような利点があります。

  • カレントディレクトリ配下のソースコードを一括で参照できる
  • 設定ファイル(例:.claundercclaude.config.json など)を自動検出させられる
  • VS Codeのワークスペースとパス構造が一致する

5-3. 典型的なCLIコマンドの例

使用するCLIによって構文は異なりますが、よくあるパターンは以下のようなものです。

  • claude ask "この関数のバグを教えて"
  • claude review src/ (ディレクトリ内のコードレビュー)
  • claude refactor path/to/file.ts --instruction "React Hooksに書き換えて"

重要なのは、VS Codeと同じディレクトリ構造を前提としていることです。VS Codeで開いているフォルダ=CLIで作業するカレントディレクトリ、という形に揃えておくと、操作感が一気にスムーズになります。


6. VS CodeとCLIを連携させる具体的ワークフロー

6-1. ワークスペースの統一

まずはワークスペースの基準を決めます。

  1. VS Codeでプロジェクトのルートディレクトリをフォルダとして開く
  2. 同じディレクトリをターミナルで cd してカレントにする
  3. VS Code内の「ターミナル」パネルでも同じ場所になるように調整

これで、VS Codeのファイルパス表示とCLIの相対パス指定が一致し、Claude Codeをどちらから呼び出しても同じコンテキストで動作します。

6-2. VS CodeタスクでCLIを呼び出す

VS Codeから直接CLIを叩きたい場合、.vscode/tasks.json にタスクを定義する方法が便利です。例:

{
  "version": "2.0.0",
  "tasks": [
    {
      "label": "Claude: コードレビュー",
      "type": "shell",
      "command": "claude review src/",
      "group": "build",
      "problemMatcher": []
    }
  ]
}

この設定を行うと、VS Codeの「実行とデバッグ」やコマンドパレットから「Claude: コードレビュー」を選ぶだけで、CLIによるレビューが走ります。結果のログはVS Codeのターミナルに出力されるため、エディタから離れずに確認できます。

6-3. スニペット的な使い方:選択範囲+CLI

もう一歩踏み込んだ活用として、次のようなフローも考えられます。

  1. VS Codeで問題のあるコードを選択
  2. 拡張機能の「Claudeに送信」コマンドで、選択範囲と説明文を送る
  3. 必要に応じて、同じ内容をCLIで再現(ログ取得や自動修正スクリプトに利用)

VS Code拡張が提供するコマンドの中には、「現在アクティブなファイル」や「選択範囲」を自動でコンテキストに含めるものが多くあります。CLI側も同様に選択範囲のファイルをパラメータで指定することで、エディタとターミナルの両方から同様の処理を行えるように設計しておくと便利です。


7. 効率的なClaude Code運用のためのベストプラクティス

7-1. プロンプト(指示文)のテンプレート化

Claude CodeをVS CodeとCLIで併用する場合、よく使う指示文をテンプレート化しておくと効率が上がります。例えば:

  • 「このファイルのバグを洗い出して、修正案をコード例付きで提示してください」
  • 「このコードのアルゴリズムの計算量を解析し、ボトルネックを指摘してください」
  • 「この関数をTypeScriptの型安全な形にリファクタリングしてください」

これらをテキストファイルやVS Codeのスニペット機能、あるいはCLIの引数に流用できる形で保存しておくと、毎回ゼロから文章を考える必要がありません。

7-2. コンテキストの与え方を意識する

Claudeがより的確な回答を出すためには、コンテキスト(前提情報)を十分に与えることが重要です。

  • 対象のフレームワーク(React, Next.js, Laravelなど)
  • コードが実行される環境(ブラウザ、Node.js、サーバーレスなど)
  • 使用しているライブラリのバージョン
  • 意図している仕様やユーザー体験

VS Code拡張であれば、これらを含むドキュメントファイルを一緒に選択して送信したり、CLIであればREADMEや設定ファイルもまとめてコンテキストとして渡す工夫が有効です。

7-3. ログと履歴の管理

CLIを併用する最大のメリットの一つが、やり取りの履歴をファイルとして残しやすい点です。

  • CLIの出力をファイルにリダイレクトして保存
  • Gitでバージョン管理し、どの時点でどんな提案を採用したかを追えるようにする
  • 後からレビューし、プロンプト改善に活かす

VS Code側での対話も、必要に応じてコピーしてMarkdownノートに貼り付けておくと、知見の蓄積に繋がります。


8. セキュリティと運用上の注意点

8-1. APIキー管理の鉄則

  • APIキーは.envファイルや環境変数で管理し、リポジトリに含めない
  • VS Codeの設定(settings.json)に直接平文で書かないよう注意
  • もし誤って公開リポジトリにアップロードしてしまった場合は、速やかにキーを無効化・再発行

8-2. 機密情報の取り扱い

Claude Codeに送信するコードやドキュメントの中に、機密情報(パスワード、秘密鍵、個人情報など)が含まれていないかを常に確認しましょう。特に以下のポイントに注意が必要です。

  • .env ファイルや設定ファイルを丸ごと送らない
  • 顧客情報や個人情報を含むデータはマスキングしてから提示する
  • 社内ポリシーで外部サービスへの情報送信が制限されていないかを確認する

9. まとめ:Claude Code×VS Code×CLIで一貫した開発体験を

Claude CodeをVS Codeと組み合わせ、さらにCLIとも連携させることで、次のようなメリットを享受できます。

  • エディタとターミナルのどちらからでも、同じコンテキストでClaudeを利用できる
  • APIキーや設定を一元管理し、セキュリティと運用性を両立できる
  • コードレビュー、リファクタリング、設計相談などを、自然な日本語で効率的に進められる

ポイントをおさらいすると:

  • VS Code拡張を導入し、Claudeと連携する
  • APIキーは環境変数に設定し、VS CodeとCLIで共用する
  • プロジェクトルートを基準に、ワークスペースを統一する
  • VS Codeタスクやスクリプトを活用して、CLI操作を自動化する
  • プロンプトとコンテキスト設計を意識し、より精度の高い回答を引き出す

これらを実践すれば、Claude Codeを中心とした開発ワークフローが自然と整い、日々のコーディングが大幅にスムーズになります。今後は、プロジェクトごとに最適なプロンプトテンプレートを洗練させたり、CI/CDパイプラインにClaudeによる自動レビューを組み込むなど、さらに高度な活用も視野に入ってきます。

Claude CodeとVS Code、そしてCLIの連携に興味がある方は、以下の動画も参考になるはずです。実際の画面操作や、より具体的な設定・運用例を確認しながら、自分の開発環境に取り入れてみてください。

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