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2025.11.07

n8n初心者向け:最初のワークフローを作成するステップバイステップガイド

n8nは、ノーコード・ローコードの自動化ツールとして注目を集めています。直感的なインターフェースを持ち、さまざまなサービスやアプリケーションを簡単に連携することができます。この記事では、n8nを初めて使う方のために、最初のワークフローを作成する手順をステップバイステップで解説します。

n8nとは何か?

n8nはオープンソースの自動化ツールで、プログラミングの知識がなくても、さまざまなサービスやアプリケーションをつなげて自動化することができます。n8nの特徴は、その柔軟性と簡単な操作性です。自動化の幅広い可能性を秘めており、手作業で行っている反復作業を削減することが可能です。

インストールとセットアップ

n8nを使い始めるには、まずインストールが必要です。n8nは、ローカル環境またはクラウド上で実行することができます。以下に、ローカル環境へのインストール手順を紹介します。

必要な前提条件

  • Node.js(バージョン14以上)
  • npmまたはyarn

インストール手順

  1. Node.jsのインストール: Node.jsの公式サイトから適切なバージョンをインストールします。
  2. n8nのインストール: ターミナルまたはコマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを入力します。
   npm install n8n -g
  1. n8nの起動: インストールが完了したら、次のコマンドでn8nを起動します。
   n8n

起動が完了すると、ローカル開発環境でn8nが利用可能になります。

初めてのワークフローを作成する

n8nでワークフローを作成するのは非常に簡単です。基本的なワークフローを作成する手順を以下に示します。

ステップ1: 新しいワークフローの作成

  1. n8nエディターにアクセス: ブラウザでhttp://localhost:5678にアクセスし、n8nエディターに入ります。
  2. 新規ワークフロー作成: エディターの画面右上にある「新規ワークフロー」ボタンをクリックします。

ステップ2: トリガーを設定する

ワークフローは通常、何らかのイベントによって開始されます。このイベントをトリガーと呼びます。

  1. トリガーノードの追加: 左側のノードリストから「Cron」を選び、キャンバスにドラッグアンドドロップします。
  2. Cronの設定: Cronノードをクリックして設定画面を開きます。「時間」タブで、ワークフローの実行タイミングを設定します。例えば、毎日午前9時に実行したい場合、適切な基本設定を入力します。

ステップ3: アクションを追加する

次に、ワークフローのアクションを設定します。ここでは、単純なメール通知を例に進めましょう。

  1. 電子メールノードの追加: 「SMTP」ノードを左のノードリストから選び、キャンバスにドラッグアンドドロップします。
  2. ノードの接続: Cronノードの出力をSMTPノードの入力にドラッグして、2つのノードを接続します。
  3. SMTPの設定: SMTPノードをクリックして設定画面を開きます。メールサーバーの情報と、送信先のメールアドレスを入力します。

ステップ4: ワークフローの保存と実行

  1. ワークフローの保存: 画面の右上にある「保存」ボタンをクリックします。ワークフローに名前を付けて保存します。
  2. ワークフローの実行確認: Cronの時間に応じて、設定したメールが送信されるかを確認します。

n8nを使う上でのポイント

  • ノード数を増やす: n8nは多様なインテグレーションをサポートしているため、更なるノードを追加し、複雑なワークフローを構築することが可能です。
  • エラーハンドリング: ワークフローの途中でエラーが発生することもあります。エラーハンドリングノードを追加し、問題発生時の対処法を決めておくと安心です。
  • 共有機能の活用: ワークフローを他のユーザーと共有したり、既存のテンプレートを利用することで、プロジェクトの効率化が図れます。

まとめ

n8nは非常に強力でありながら、初心者にも優しい自動化ツールです。この記事では、初めてのワークフローを作成する手順を案内しましたが、慣れてきたら、ぜひより複雑なワークフローにも挑戦してみてください。n8nを活用することで、日常業務の効率化や生産性の向上が期待できます。試してみる価値は十分にあります。

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